Main Theme

「忘れるんじゃなくて、不安など最初から意識に入れなければいいの。あなたは今を人生の逆境と思っているようだけれど、それは違うわ。本当は、生き方を一新するチャンスなの。これは、無限大の大きなチャンスよ。だから、意識を恐れからそらせて、希望に向けるのよ。そうすれば、エネルギーは上へ上へと昇っていくわ」〜本書より〜

 

本書は、実生活において起こる「意味ある偶然の一致=シンクロニシティ(Synchronicity) / 共時性」の「発見や出会い」から、その意味を読み取り楽しみながら前向きに解き明かすことで「セレンディピティ(Serendipity)」へ発展させて、「予期しない幸運をつくる生きて活きる術(すべ)を短くわかりやすく描いた物語」です。

 

セレンディピティは、ペルシャに伝わる寓話「セレンディップの三王子」から生まれた造語で「何かを探しているとき、予期しなかった別の価値あるものを見つける能力や才能」という意味で、科学分野の研究においても、失敗から予期しない成功を作りだした事例としてこの言葉が使われることがあります。
著者の一人である池田隆則はセレンディップの国(現、スリランカ民主社会主義共和国)へ訪ねたこともあってこの語意に興味と希望が湧き起こり、またヨルダン・ハシミテ王国にて本書のモチーフとなるオイルランプを見つけ、この『未来の魔法のランプ』を共著者の藤岡敬三とともに書き上げました。

 

著者の二人は、十数年間、一つのテーマについて語り合ってきました。
世界中の自己啓発・精神世界などの本を研究し、そのほとんどの共通項である「人は自分の思い描いたとおりになれる」というプラス思考のことについて、その内容を認めつつも、多くの人々が活かすことの難しさを克服することについてでした。
辛いとき、苦しいとき、逆境のなかで「はい、それではポジティブにものごとを考え直しましょう」と、そんなに簡単に頭のなかを容易に切り替えられるだろうか。そんなときの無理矢理なプラス思考は、逆に作用してしまうのではないだろうか。
ところが、稀に、辛いとき、苦しいとき、逆境のなかで「願った強い思い」に対し、一時的にはもっと結果が悪くなってしまうものの、それが逆に功をなして、二次的にまるで魔法のような良い結果に発展するときがあることの重要性に気づいたのです。
この二次的に「魔法のようなことが本当に起こる事実」をどのように描けばよいのだろうか! と挑んだのが本書『未来の魔法のランプ』なのです。

bookstore

FML_Tokyo

inserted by FC2 system